研究課題
若手研究(B)
味認識装置SA402Bを用いて医薬品の苦味・収斂味を分類評価した。各医薬品0.1, 0.3, 1.0 mMの応答値を主成分分析し、結果をマップに示した。X軸は苦味を、Y軸は収斂味を示すことが考えられ、アミトリプチリン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩は苦味が、アムロジピンベシル酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ドネペジル塩酸塩は収斂味が比較的強い医薬品であることが予測された。各医薬品の苦味はクロロゲン酸により抑制され、その機序として医薬品とクロロゲン酸間の分子間相互作用が示唆された。
医療薬学