研究課題
若手研究(B)
マウス血小板において、プロスタグランジン(PG)F2αが、本来の受容体であるFPではなくPGE2受容体サブタイプの一つであるEP3とトロンボキサンA2受容体のTPを介して血小板凝集を促進することを見出した。また、PGF2αの尾静脈投与は、マウスの尾の先端を切断した際の出血時間を短縮し、アラキドン酸を投与した際の血栓形成を促進させた。以上の結果より、PGF2αが血小板凝集を促進し、止血機構や血栓の形成にも影響を及ぼしている可能性が示唆された。
薬理学