研究課題
若手研究(B)
代謝調節関連因子であるSirt3に注目し、 本研究ではマウスの老化卵子やSirt3欠損卵子、Sirt3過剰発現卵子を解析に用いて代謝と遺伝子発現と卵子の質との関係を明らかにすること、さらにSirt3機能補助による老化卵子の質の改善の可能性を検討すること、Sirt3の活性化方法を探索することを目的とし、発生生物学的な手法及び分子生物学的な手法を用いて研究を行った。研究期間を通じて、Sirt3の発現制御の一端を明らかにするとともに、Sirt3が卵子の老化の抑制に機能し、Sirt3の補助により胚発生能を改善できる可能性を見いだした。この結果は生殖補助医療技術の改善に寄与するものと考えられる。
Reproductive biology