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膵神経内分泌腫瘍でのnectinの発現と膵癌細胞株を用いたnectin-3の機能の解析を行った。免疫組織化学では、膵神経内分泌腫瘍ではnectin-2とnectin-3の比較的高い発現が認められたが、nectin-1とnectin-4は低発現であった。また、nectin-3の発現低下は、非機能性腫瘍、腫瘍径の大きな腫瘍、ki67陽性率が高い腫瘍、WHO gradeの高い腫瘍と関連があった。膵癌細胞株を用いた検討では、nectin-3ノックダウン細胞では細胞増殖能、細胞遊走能がコントロール群と比較し有意に高かったが、基底膜マトリクスに対する浸潤能に有意差は認められなかった。
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