研究課題
若手研究(B)
A群レンサ球菌は病原性に寄与する分泌タンパク質を数多く有するが、感染ステージ(細胞への付着/侵入/細胞内生存)ごとのそれらの機能は不明な点が多い。本研究では、宿主細胞において本菌の病原性に関与する新規分泌タンパク質候補として42 kDa proteinを同定した。42 kDa proteinは本菌の細胞付着・侵入能を制御するだけでなく、オートファジーの誘導や細胞障害活性の制御することが示唆されたことから、異なる感染ステージごとの本菌の感染動態を明らかにする上で重要な手がかりとなると考えられる。
医歯薬学