新たな抗HTLV-1療法の開発の為にHBZ抗原を発現するrecombinant vaccine virus (rVV)を用いて特異的CTLを誘導し、機能評価を行った。そのrVVを接種したマウスではHBZ特異的CTLの誘導が確認され、そのCTLはHBZ発現細胞に対して細胞障害機能を有していた。それらの結果はRhesus macaqueにrVVを接種した際も観察された。それらのHBZ特異的CTLはHBZ157-176ペプチドに反応した。HBZ157-176はin vitroでCD8T細胞からHBZ特異的CTLを誘導した。この研究でHBZがHTLV-1療法の標的になりうることを示した。
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