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本研究は、C型肝炎ウイルス (HCV) 非構造領域 (NS) 5Aに存在するIFN感受性規定領域 (ISDR) のアミノ酸置換が、HCVのライフサイクル及びIFN感受性に与える影響を解析することを目的とし研究を行った。
その結果、ISDRにアミノ酸置換を有するウイルスで、ウイルス粒子産生において重要なNS5Aとcoreとの相互作用が減少することで感染性ウイルス粒子産生の効率が低下した。更に、IFN誘導遺伝子 (ISGs) 発現を評価した結果、ISDRにアミノ酸置換のないウイルスで、NS5AとSTAT1が結合することで、STAT1リン酸化の亢進が抑制され、ISGs発現が阻害された。
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