研究成果の概要 |
CPR教育に関する費用対効果分析に必要な、超急性期医療に費やされている医療費を、DPCデータを用い算出した。2012年11月から12月に発生した18歳以上の内因性心停止患者のうち、同意を得られた7施設院搬送された128例のデータを解析した。平均年齢は71歳、医療費の中央値は219,669円、100万以下が全体の71.1%であった。65歳未満/以上医療費の検討をしたところ、一人救命するために65歳未満では9,829,079円、65歳以上では23,449,223円となり、65歳以上の患者を一人救命するために、65歳未満の患者に要した費用の約2.4倍の医療費が費やされていたことが明らかになった。
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