下顎形成外科手術時にオピオイド鎮痛薬を投与された症例に対して、コピー数変異・多型(Copy Number Variations:CNVs)とオピオイド感受性の指標となる術後24時間のオピオイド鎮痛薬投与量及び術前のフェンタニルの鎮痛効果との網羅的関連解析を行ったところ、前者に関しては、5番染色体におけるCHSY3及びHINT1、並びに1番染色体におけるAGBL4、C1orf165、及びELAVL4の遺伝子領域間のCNVが、後者に関しては、1番染色体におけるFAM5B及びSEC16B、並びに3番染色体におけるGBE1及びCADM2の遺伝子領域間のCNVが、有力候補CNVとして同定された。
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