我々は分界条床核外側部(BSTL)が痛みの反応性に影響を及ぼす事を発見した。そこで、BSTLのCRH陽性ニューロンの電気生理学的な特徴と痛みの関係性ついて検討した。今回、視床下部室傍核のCRH発現細胞にてVenus由来の強い蛍光を示すCFR-VenusΔNeoマウスを用いて実験を行った。CFR-VenusΔNeoマウス6週齢でスライスを作成し、蛍光がBSTLに発現していることを確認し、さらにin situ hybridization法でBSTLのVenus陽性細胞とCRHニューロンの一致率は95%以上であることを確認した。現在、電気生理学的な解析をすすめている。
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