2断面の超音波画像上において、オプティカルフローをベースとした特徴点抽出・追跡法を用いることにより、1.54±0.9 mmの誤差で対象物までの距離を測定できることが明らかとなった。部屋座標系と超音波座標系の統合については、安価な外部カメラシステムでは1mm以下の精度での位置統合は困難であることが示された。他の座標系統合法の指標として、腫瘍近傍の金属マーカーを用いた場合の臨床的評価では、clinical target volumeのV95%(処方線量の95%が投与されている体積)は99.8±0.4 %と、通常治療する骨照合の94.0±7.5 %と比較して、大幅に向上することが明らかとなった。
|