研究課題
①中間位における脛骨と距骨の位置関係は偏平足と健常足では異なっている。位置関係の変化により底背屈位での関節列劇間距離に差が生じ距腿関節にストレスがかかる。そこで、健常足における中間位および最大底背屈位での関節間距離を計測した。中央における関節間距離にはsポジションで差はなかったが、内側では3ポジションで差を認めた。本研究の結果はJournal of Foot and Ankle Researchに掲載された。②足部荷重における各関節の負荷を立命館大学工学部と共同で研究している。前年度に作製した扁平足モデルを用いて、手術操作を加えたときの各関節の圧変化を有限要素解析を用いて研究した。手術前後で圧分布に変化を認めた。本研究の結果をJournal of Biomechanicsに投稿中である。③後足部変化に伴う負荷の研究をする上で、臨床的に膝関節の術後によるアライメント変化によって、後足部のアライメント異常が生じた症例を検討した。現在、Case Report of Orssopedicsに投稿中である。
2: おおむね順調に進展している
前年度構築した有限要素モデルを用いて、扁平足の術前後の圧変化についての結果はでており、予定通りの進捗状況と考える。
より人体の組成に近いモデルを作製すべく、軟骨を考慮に入れたモデルの作製を検討している。また、これまで作製してきた有限要素のモデルの作製方法に関して、より効率的に作製できる方法を検討していく予定である。
有限要素のソフトウェアの購入が7月までずれ込んだため、次年度使用額が生じた。
有限要素を評価するためのソフトウェアを購入する。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)
Journal of Foot and Ankle Research
巻: 8 ページ: 26
10.1186/s13047-015-0086-5. eCollection 2015.