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2017 年度 実績報告書

組織構造を考慮した3次元的なCTVマージンのシミュレーションとその評価

研究課題

研究課題/領域番号 26860405
研究機関大阪市立大学

研究代表者

堤 真一  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (60647866)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード医学物理 / シミュレーション / 放射線治療計画
研究実績の概要

当初の研究テーマであったシミュレーションアプリケーションを作成した。また、これを用いた、構造考慮したCTVマージン計算と、構造を考慮しないCTVマージンの計算結果をMRI画像を用いて評価を行い、有意な差が有ることを示せた。
これらの結果を第318回 日本放射線学会関西地方会で発表を行った。発表内容としては、正常画像MRIを10例を用いて2パターンの仮想的なシミュレーションを行った。解剖学的構造を考慮した場合と組織学的構造を考慮しない場合での比較を行い、さまざまな条件で解剖学的構造を考慮した場合の方が有意にCTVが減少することを示した。また、下記に述べる将来の展望についても発表を行った。
改めて今回の研究テーマについて検討を行い、コンピュータによるシミュレーションの必要性を示すには、放射線治療医による結果の正確性が劣ることを示す必要があると考えられた。
単純な幾何学的なパターンや、実臨床に即したパターンなどの問題を用いて、テストを行い、人間による結果と、コンピュータによるシミュレーションの結果を比較する事を予定している。人間による結果が非常に正確である場合は、このシミュレーションの意義が低くなる。ただ我々の予想では全てのパターンで人間が正確な結果を出すことはできず、一部のテストで劣る結果となると予想しており、その劣る結果のパターンを解析することで、コンピュータによるシミュレーションがどのような場合に有用化を示すことが可能であると考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Three-dimensional conformal radiotherapy for locally advanced hepatocellular carcinoma with portal vein tumour thrombosis: evaluating effectiveness of the model for end-stage liver disease (MELD) score compared with the Child?Pugh classification2017

    • 著者名/発表者名
      Okazaki Eiichiro、Yamamoto Akira、Nishida Norifumi、Hamuro Masao、Ogino Ryo、Hosono Masako、Shimatani Yasuhiko、Tsutsumi Shinichi、Hamamoto Shinichi、Sohgawa Etsuji、Jogo Atsushi、Miki Yukio
    • 雑誌名

      British Institute of Radiology

      巻: 89 ページ: 20150945

    • DOI

      10.1259/bjr.20150945

    • 査読あり
  • [学会発表] 放射線治療計画における組織構造を考慮したCTVマージンの検討2018

    • 著者名/発表者名
      堤 真一、西川 知宏、森本 英之、天野 公輔、造酒 慶喬、細野 雅子、三木幸雄
    • 学会等名
      日本医学放射線学会 第318回関西地方会

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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