研究実績の概要 |
本研究は放射線治療における生物学的効果の影響について評価する. 本年度は,照射するための精度確認およびシミュレーションにより空間的な線質分布の評価を行った.前者については,放射線治療の医学物理分野で広く読まれているジャーナル (Practical Radiation Oncology)に投稿し,受理された (業績1).後者については現在も継続中である.細胞照射については強度変調放射線治療 IMRTを再現した放射線強度が不均一な場で照射を行い現在解析中である.再現性も含めて今後も継続していく.さらに細胞照射を行うためのファントムを作成し,呼吸性移動を再現した動きをもとに照射を行う予定である.また小線源治療での細胞照射も考慮しており,本年度は線量分布の特性を調べるために線源位置確認および線量分布の物理的な特性(不均一な媒質)での評価も行った.不均一な場においては現在論文投稿中である.
業績1:Hioryuki Okamoto, "Log-file analysis of accuracy of beam localization for brain tumor treatment by CyberKnife", Practical Radiation Oncology, 2016 accepted.
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