H27年度未実施項目 2)対照群へのiCBT プログラムの提供:12ヶ月後調査終了後に対照群にiCBT プログラム提供する。:完了 H28年度(データ解析および結果の公表) 1)解析:web-CIDI により診断された大うつ病エピソードを結果指標として、Kaplan-Meier 法により各群の生存曲線を作成し、Log-rank 検定により両群の差を検定する。ハザード比の計算には、discrete 法を用いてタイデータの処理を行ったハザードモデルによる解析を行い、ハザード比および95%信頼区間を算出する。脱落を考慮したIPCW 法による感度解析も実施する。その他の指標については群(2群)と時点(4時点)の交互作用を用いた混合効果モデルによる解析を行う。:一部完了 研究参加者数が十分でないため、抑うつ症状および心理的ストレス反応を結果指標とした混合効果モデルによる解析のみを実施した。結果として、抑うつ症状と心理的ストレス反応の両方で有意な改善効果が示された。心理的ストレス反応では、介入群で、特に6ヶ月後時点および12ヵ月後時点で改善効果が得られた。抑うつ症状では、介入群で、3ヵ月後時点から改善がみられ、6ヵ月後および12ヵ月後においても効果が維持された。 2)成果の公表:国内外での学会発表、原著論文として主要な国際雑誌への投稿により公表する。:現在、上記結果を国際英文雑誌に投稿中である。また2017年5月の日本産業衛生学会にて発表予定である。
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