研究実績の概要 |
本研究は、大規模疫学研究(村上コホート研究, 2011年開始, 40-74歳対象, ベースラインn=14,397)の枠組みにおいて認知症の発生を新たなエンドポイントとして把握し、認知症の環境・生活習慣に関連したリスク要因を解明することにより、その一次予防に資するエビデンスを得ることが目的であった。 本研究の対象地域である村上保健所管内市村の二次保健医療圏のうち、現在5医療機関から協力が得られている。村上コホート研究開始から平成27年度末までに、医療機関における認知症の新規発生119例の情報を収集した。また、行政からは、新規要介護認定情報の提供を受けており、現在集計中である。更に、サブコホートに設定した地域については、要介護認定における主治医意見書の情報から、認知症高齢者の日常生活自立度判定(※)および診断名について収集し、データ整理(入力・クリーニング)を行っているところである。 ※ランクⅠ,Ⅱa,Ⅱb,Ⅲa,Ⅲb,Ⅳ,Mの順に重症度が増す。
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