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2015 年度 実施状況報告書

大規模コホートによる認知症の環境・生活習慣リスク要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26860436
研究機関新潟大学

研究代表者

北村 香織  新潟大学, 医歯学系, 助教 (80468975)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード認知症 / 疫学 / 縦断研究 / 介護保険 / 生活習慣 / リスク要因 / 地域保健 / QOL
研究実績の概要

本研究は、大規模疫学研究(村上コホート研究, 2011年開始, 40-74歳対象, ベースラインn=14,397)の枠組みにおいて認知症の発生を新たなエンドポイントとして把握し、認知症の環境・生活習慣に関連したリスク要因を解明することにより、その一次予防に資するエビデンスを得ることが目的であった。
本研究の対象地域である村上保健所管内市村の二次保健医療圏のうち、現在5医療機関から協力が得られている。村上コホート研究開始から平成27年度末までに、医療機関における認知症の新規発生119例の情報を収集した。また、行政からは、新規要介護認定情報の提供を受けており、現在集計中である。更に、サブコホートに設定した地域については、要介護認定における主治医意見書の情報から、認知症高齢者の日常生活自立度判定(※)および診断名について収集し、データ整理(入力・クリーニング)を行っているところである。
※ランクⅠ,Ⅱa,Ⅱb,Ⅲa,Ⅲb,Ⅳ,Mの順に重症度が増す。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

行政・医療機関の協力を得て、順調にデータ収集できているため。

今後の研究の推進方策

平成28年度の前半には行政・医療機関より前年度分の情報を収集し、後半にデータ解析と最終のまとめを行う予定である。また、本研究計画では対象者の認知機能のレベルを考慮した解析ができないことから、今年度は認知機能検査の追加調査を研究対象者に実施し、解析の補助データとする予定である。

次年度使用額が生じた理由

データ収集や整理にかかる人件費が当初予定より少なくなったため。

次年度使用額の使用計画

本研究計画では対象者の認知機能のレベルを考慮した解析ができないことが弱点である。この点を補うため、今年度は認知機能検査を追加で実施する。そのため、調査にかかる消耗品購入や調査員・データ整理補助員のための人件費にあてる予定である。

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公開日: 2017-01-06  

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