研究課題
若手研究(B)
ラット由来の海馬アストロサイトに鉛を暴露させた後、カルシウムイオン応答への影響を検討した。アストロサイトは、鉛濃度2.5 μM以上の低濃度曝露で濃度依存的にカルシウムイオン応答が低下する傾向が確認され、応答の速度がコントロールと比べて遅くなる傾向が見られた。また、細胞中のD,L-Serineが 40 μMの濃度で高くなる傾向が見られた。本研究より、鉛による神経毒性の経路の一つとしてアストロサイトの関与が示唆された。
衛生学