• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 研究成果報告書

風疹市中流行株の液性免疫に対する有効性とエンデミック形成への関与

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 26860453
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 衛生学・公衆衛生学
研究機関大阪府立公衆衛生研究所

研究代表者

上林 大起  大阪府立公衆衛生研究所, 感染症部, 研究員 (50622560)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード風疹 / 風疹ウイルス / HI抗体 / IgG抗体 / 中和抗体 / 液性免疫 / 集団免疫 / 抗原性決定部位
研究成果の概要

従来、日本国民の風疹ウイルスに対する免疫状態はHI抗体価で評価されてきた。しかし、感染防御免疫の最も直接的な指標は中和抗体価である。そこで本研究では、国民の免疫状態を市中流行株 (Genotype 1E, 2B) に対する中和抗体価に基づき評価した (n=101)。ワクチン株に対する幾何平均中和抗体価 (GMT) は、25.0倍であった。一方で、Genotype 1E及び2Bに対するGMTは、それぞれ12.9倍、6.3倍とワクチン株に対するGMTと比較し有意に低かった。本解析結果から、国民の持つ中和抗体は、市中流行株に対して完全な交差反応性を示さないことが明らかになった。

自由記述の分野

ウイルス学 免疫学 分子生物学 公衆衛生学

URL: 

公開日: 2018-03-22  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi