本研究の目的は、多様な看護職種、特に看護補助者を用いた人事労務管理制度を構築することで、看護師不足を解消する可能性を検討することである。 2014年度は州法などの文献資料を基に、アメリカの認定看護補助者の現状と歴史について把握し、相対的地位を理解することに努めた。オレゴン州の場合、看護補助者はSEIUが組織化することで、昇給や付加給付が保障されている。また、州法で可能な職務の範囲が明示されている。2015年度はネブラスカ州立医科大学でのインタビュー調査を実施した。これにより、幅広いな看護職種の活用実態を理解することができた。2016年度はテキサス州にて看護師派遣会社のインタビューを行った。
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