研究課題
若手研究(B)
成人の頭蓋骨を用いて、矢状縫合の強度を調査し、周囲の頭頂骨の強度と比較した。研究の結果から、縫合の強度は有意に小さかった。縫合の中央部では女性のみ強度と有意な正の相関関係を認めた。また、縫合の中央部の強度は男性のほうが有意に大きかった。小児の頭蓋骨の強度に関しても調査したところ、年齢とほぼ正比例して大きくなる傾向にあった。しかし、小児の試料は予想より少なく、十分と言える研究はできなかった。
法医学