僻地・在宅専門の診療所の医師が診断・治療に難渋した際、病歴や写真等を送付し、育休中の女性医師(皮膚科、眼科、小児科)にコンサルトできるITシステムを開発した。 コンサルトの診療科の内訳は、皮膚科40件、眼科3件、小児科2件であった。自記式質問紙の結果、すべての医師のシステムに対する満足度は高かった。僻地・在宅の医師へのインタビューにより本システムは僻地・在宅の医師の診療能力の向上に寄与する可能性が示唆された。育休中の女性医師へのインタビューの結果、若手の女性医師に対する教育効果が認められた。25名の患者から郵送無記名の自記式質問票の回答があり、本システムに対する満足度は高かった。
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