研究課題
「ガバペンチン誘導体の不応例・不耐例に対する無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験」(セカンドライン試験)の進捗状況報告を6月の日本緩和医療学会総会時に共有し、症例集積の加速に向けた具体的方法論を共有した。また、セカンドライン試験のプロトコール論文が、BMJ Open(2017年8月)に掲載された。プロトコール論文の内容は全豪州に告知すべく、14th Australia Palliative Care Conferenceに参加し、ポスター発表を行い、オーストラリア内の各施設代表者と討論を行った。また、このセカンドライン試験は2017年11月末に症例集積を終了し、現在、データセンターでのデータ固定が終了し、解析中である。成果報告として、2018年度の米国腫瘍学会(ASCO)、緩和医療学会総会に演題登録を行った(緩和医療学会では優秀演題賞に選出された)。同時にファーストライン試験のコンセプト作成を行い、2017年11月18日には、オーストラリアの主要な研究者(リサーチナース、事務局なども含めて)を東京に招き、Australia-Japan Palliative Care Trials Projectの一貫として、約半日、試験デザインおよびプロトコールコンセプトについての討論を日豪両研究者間で行い、今後、問題となり得る点の抽出を行った。本会議での修正点を踏まえ、2018年2月27日の9th Palliative Care Clinical Studies Collaborative (PaCCSC)年次集会で再度コンセプトを発表し、今後は日豪研究者間での共同プロトコール作成(英語)、プロトコール確定後、倫理審査に入っていくことをPaCCSCと確認した。
すべて 2018 2017
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 3件)
BMJ Open.
巻: 28 ページ: e017280
10.1136/bmjopen-2017-017280.