2015 年度研究成果報告書

ピロリ菌病原因子CagAによる限定的脱分化を介した胃発がん分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号	26860495
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	消化器内科学
研究機関	東京大学
研究代表者	藤井裕美子東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (30722334)
研究期間 (年度)	2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード	ヘリコバクター・ピロリ / 化生
研究成果の概要	cagA陽性ヘリコバクター・ピロリ（ピロリ菌）の慢性感染は、胃炎・化生・がんなどの胃粘膜病変発症と関連する。本研究では、マウス胃体部において、ピロリ菌病原因子CagAが幽門腺化生(SPEM)と定義される前がん粘膜病変を引き起こすことを明らかにした。また、胃上皮細胞において、CagAがE-cadherinの細胞内ドメインのリン酸化状態を異常に制御していることを明らかにした。
自由記述の分野	分子腫瘍学