現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上記のごとく、昨年からNrf2ノックアウトマウスとコントロールのC57BL/6マウスの2群でPBCモデルマウスを作成する実験を再度行い、①Nrf2 KO+2OA-BSA、②C57BL/6+2OA-BSA、③Nrf2 KO、④C57BL/6の4群で胆管炎所見の比較検討を行った。当初2OA-BSAを0週と2週目に投与していたが全体に胆管炎所見が弱いため、2OA-BSA投与回数を0,2,4,6週目の4回に投与回数を増やしてPBCモデルを作成した。 また当初より平成27年度に行う予定であったC57BL/6マウスに2OA-BSAを投与してPBCモデルマウスを作成した後にNrf2誘導剤Sulforaphaneを腹腔内に投与を行い、コントロール群(DMSO投与)との胆管炎所見の比較検討も行っている。今後、各群ともに対象数を増やし再実験を行い、肝内の酸化ストレス応答因子や炎症性サイトカインの発現についての比較検討も行う予定である。 概ね当初の予定通り実験を遂行されていると考える。
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