研究課題
若手研究(B)
miR-122は肝臓で最も発現量が高く、様々な肝疾患への関与が想定される。今回、我々はmiR-122が肝癌幹細胞に与える影響について解析した。肝癌細胞株にmiR-122の定常発現させ解析したところ、miR-122発現によりCD44陽性細胞の割合が低下し、これはCD44陽性細胞特異的な細胞増殖能低下に起因することが明らかとなった。miR-122は肝癌幹細胞に対する新規治療法開発のターゲットの候補になりうると考えられる。
肝臓病学