2014 年度実施状況報告書

HCV排除後肝発癌におけるmiRNA 発現と遺伝子多型に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号	26860522
研究機関	大阪市立大学
研究代表者	HOANG HAI 大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (60623246)
研究期間 (年度)	2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード	遺伝子
研究実績の概要	A total of 717 HCV infected patients, including 142 hepatocellular carcinoma (HCC) and 575 non-HCC, were enrolled in the study. DNA extracted from blood samples were subjected to analyze single nucleotide polymorphism (SNP) by two methods, TaqMan assay and direct sequencing. We found that minor genotype of MICA, but not DEPDC5, HCP5 and PNPLA3 SNPs correlates with an increased risk of HCC development, particularly in patients older than 64.
現在までの達成度 (区分)	現在までの達成度 (区分) 2: おおむね順調に進展している理由 We have analyzed 717 samples with 4 SNPs (MICA, DEPDC5, HCP5 and PNPLA3). Our positive finding was selected as an oral presentation in Symposium 1 of the Annual Meeting of Japan Society of Hepatology, Kumamoto 2015/5/21-22.
今後の研究の推進方策	平成２７年度,２８年度研究実施計画 ①HCV治療実施症例にてSNPs解析を実施し肝発癌の有無を前向きに追跡する。 ② 抗HCV治療前の肝生検サンプルにてmiRNA発現解析を実施。１年目の研究にて抽出されたmiRNA制御遺伝子の発現を解析する。 ③癌にはRNAスプライシングの異常の関与している。さらにウイルスの排除の有無によって発癌の様式が異なるか否かを明らかにするために次世代シークエンサーを使いエクソンアレイを解析する。 ④ 総評。
次年度使用額が生じた理由	出張費の使用の予定があったが、出張が取り消しとなったため。
次年度使用額の使用計画	物品購入に充てる予定である。