研究課題/領域番号 |
26860582
|
研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
三輪 陽介 杏林大学, 医学部, 助教 (20549191)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 反射性失神 / 外傷 / 自動車事故 / 失神 |
研究実績の概要 |
平成27年度、下記について研究実施計画にのっとり実施した。1)疫学調査のために、失神を書素に来院された患者の前向き登録を継続、2)登録症例についての背景、診断根拠、治療およびその効果について順次評価を行った。症例登録については、当初の予定通り登録が可能であったが、イベント発生についての経過観察で予測より少数であったため、引き続き経過観察および継続治療を要する。今後、予後評価、治療効果判定、リスク指標の解析を行う予定である。各評価項目についての検討では、神経内科、救急医学科との連携の上で、十分な検討を行うとともに、詳細に検討を加えている。 反射性失神に加え、不整脈による失神など特徴的な症例については、主たる研究に合わせ、個別に詳細な検討を行った。 当初、本研究の問題点として挙げていた、対象症例が少ないことから、引き続き追加評価を行うこととし、加えてアンケート調査による追加評価について解析中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成27年度は症例の登録を継続すると友に、解析を行う予定であったが、フォローアップデータの解析が予測よりイベント発生が少なく、困難であったため、解析について延長が必要である。
|
今後の研究の推進方策 |
研究課題の今後の推進方策として、平成26、27年度に立案した研究がある程度順調に達成できているものの、イベント発生が予測より低率であったため解析に時間を要した。登録症例を重ねるとともに、随時転帰を評価する。 特に主題である自動車事故症例について、詳細な評価を行う予定である。 予算に見合った形で研究を進めている。今後繰り越した予算については、解析結果について積極的に国内外の学会に参加し、積極的に発表を予定している。
|
次年度使用額が生じた理由 |
症例登録は研究計画に則り、順調に登録が可能であったものの、イベント発生が予測より発生が低率であったことから、経過観察期間の延長が必要になった。そのため、解析結果をまとめるために時間を要している。
|
次年度使用額の使用計画 |
イベント発生が予測より発生が低率であったことから、経過観察期間の延長が必要になった。そのため、解析結果をまとめるために時間を要している。28年度はこの解析結果をまとめ、国内外の学会に積極的に発表し、研究成果を報告する予定である。
|