私たちの研究室で開発に成功している、大動脈プラークを描出・イメージング出来るペプチド;FAMPのターゲット分子、作用メカニズムの詳細を明らかにするため、通常FAMPと比較しても機能性の変わらないFITC-FAMPの合成に成功した。FAMPが炎症部位やプラーク局所に集積することからFAMPが単球に吸着し動脈硬化巣まで輸送されると考えていたが、FACSシステムにおいてFITC-FAMPは好中球とポジティブを示した。これにより血中で好中球に吸着したFAMPは全身に輸送され、炎症部位や動脈硬化巣に集積することが示唆される。
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