研究課題
若手研究(B)
気管支喘息の難治化要因である気道リモデリングにSiglec経路が及ぼす影響を研究した。Siglecは炎症細胞に主に発現する糖鎖結合蛋白であり、マウスSiglec-Fは主に好酸球に発現する。Siglec-FのリガンドとしてMuc5bとMuc4を同定した。また、気道リモデリング形成をきたすような慢性好酸球性気道炎症時にはSiglec-F リガンドの発現量が亢進していた。ヒアルロン酸合成酵素HAS2機能異常はSiglec経路を阻害し、喘息を難治化する可能性が示唆された。
呼吸器内科学