Rfx6がRfx3と共役してK細胞におけるGIP発現制御に関与しているという仮説を検証するため、STC-1細胞を用いて、Rfx6とRfx3の発現抑制および過剰発現に伴うGIP遺伝子発現の変化を検討した。Rfx6の発現抑制によってGIP発現は有意に低下したが、Rfx3の抑制ではGIP発現に変化を認めず、さらにRfx6とRfx3共抑制によってもRfx6単独抑制におけるGIP発現と比較して有意な差を認めなかった。またRfx6過剰発現によるGIP遺伝子発現は増加したが、Rfx6とRfx3の共過剰発現によるGIP発現はRfx6単独過剰発現時と比較して同程度であった。
|