研究課題
若手研究(B)
肝臓でのストレス応答が、肝臓インスリン抵抗性および糖代謝異常に果たす役割については、必ずしも十分に解明されていない。肥満・インスリン抵抗性状態や小胞体ストレス誘導時において、ストレス誘導性転写因子であるATF3発現の増加を確認した。またこの時、IL-6による糖新生系酵素遺伝子発現を抑制する転写因子STAT3のリン酸化は減弱していた。これらの結果は、肥満・インスリン抵抗性時の肝臓糖代謝異常にATF3やSTAT3が何らかの役割を果たす可能性を示している。
内分泌