炎症機構の一つインフラマソームの活性化機構を明らかにする為に、タンパク複合体インフラマソームを構成する分子群をTOF-MSを用いて網羅的な解析を行なった。候補分子の一つであるE3ユビキチンリガーゼは、インフラマソーム構成分子のひとつと特異的に結合し、ユビキチン化を誘導し、分解を促進することを明らかにした。また、この分子は、インフラマソーム構成分子の分解を介して、インフラマソームの活性化に抑制的に働くことを明らかにした。以上の結果よりユビキチン化を介したインフラマソーム構成分子の分解調節機構を明らかにした。
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