喘息群30名、喘息及び炎症性疾患の無い対照群11名について呼吸機能検査、FeNO(呼気中一酸化窒素濃度)、EBT(呼気温度)、総IgE、各種アレルゲン特異的IgEを測定・記録した。喘息群におけるFeNOは、対照群に比べ有意に高値であり(p=0.005)、発作時は非発作時よりも有意に上昇していた(p=0.04)。EBTは喘息群で非発作時よりも発作時に有意に上昇していた(p=0.001)。対照群のEBTは、喘息群と比較して差を認めなかった(p=0.33)。喘息群のピークフロー(PEF)は非発作時より発作時に有意に低下しており(p=0.005)、FEV1.0%に関しても同様であった(p=0.03)。
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