研究課題
H27年度は、2年間の研究実施計画の最終年度にあたる。本年度は、昨年度にデータベース上から得られた12個のMAVS-SNPのうち、昨年度に実施されたMAVS-SNPの機能解析の結果、自然免疫応答に変化が見られたSNPを対象に、検体を用いたSNP解析を行う計画としていた。ゲノムDNA検体は、本学で展開している「岩木健康増進プロジェクト」の一環として行われていた地域住民の検診の中で、血液検体(約1000例)から得られたので、それらの検体を用いてMAVS-SNPの解析を行った。(なお、本研究に係る全ての検体採取・解析は、本学倫理委員会の承認済みである。)その結果、データーベース上から我々の注目したMAVS-SNPsは検出されなかった。検体の質の問題を排除するために、日本人でSNPの頻度が報告されている遺伝子(ALDH)を対照にSNP解析を追加したところ、一定の頻度でALDH-SNPが検出されたことから、MAVS-SNPの結果も問題ないことが確認された。
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PloS One
巻: 11 ページ: e0151173
doi: 10.1371/journal.pone.0151173.
Biochem Biophys Res Commun
巻: 467 ページ: 191-6
10.1016/j.bbrc.2015.10.010.