データベース上から抽出したMAVS-SNPのうち、アミノ酸置換を伴うものSNPを再抽出した。その結果、データベース上から12個のMAVS-SNPが抽出された。つぎに、これらのSNPを反映したMAVS遺伝子を12種類作製し、さらに、発現ベクターへと遺伝子を組換えたのち、MAVS-SNPの機能解析をおこなった。その結果、いくつかのSNPは自然免疫応答へ影響を与えることが判明した。次に、検診で得られた検体(約1000例)を用いて自然免疫応答へ影響を与えるSNP解析を行ったところ、申請者が着目したSNPは検出されなかった。これらのことから、このようなSNPは重篤な疾患と関連があることが予想された。
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