研究課題
若手研究(B)
Filaminn A(FLNA)遺伝子はX染色体に存在し、女性はその異常により多彩な臨床像を呈呈するが、男性は通常胎生致死である。本研究では、非典型的なNLA異常症の兄弟例の解析を通じ、FLNA異常症は従来の想定以上に臨床像の幅が広く、また内因性のエキソンスキップがその臨床像の多彩さに影響しうる可能性を示した。またエキソンスキップ誘導が患者の治療につながる可能性を示した。さらに巨大分子のため遺伝子診断が煩雑な本疾患において血小板を用いた迅速診断法の有用性が示された。
小児科学