研究課題/領域番号 |
26860825
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
西崎 直人 順天堂大学, 医学部, 助教 (30561435)
|
研究協力者 |
村野 弥生 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (80771922)
仲川 真由 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教
平野 大志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90424663)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 早産児 / 低出生体重児 / ネフロン / 慢性腎障害 / 未熟網膜症 / 酸素毒性 / DOHaD |
研究成果の概要 |
本研究では低出生体重児の成長後の腎障害について検討した。子宮内発育不全動物モデルを用い、成長後に腎障害が生じうること、それを尿中アンギオテンシノーゲンという新規のバイオマーカーで早期発見できる可能性を立証した。また後天的に網膜症を生じるレベルの高濃度酸素暴露は腎臓でのネフロン形成の場である腎新生領域にも影響し、出生後の腎発達傷害をきたす可能性があることを動物モデルを用いて立証することが出来た。一方、ヒト新生児へのイヌリンクリアランスによる腎機能基準値の確立には至らなかった。 本研究成果は臨床現場において低出生体重児の成長後の腎障害を積極的に診療する根拠の一つになると考えた。
|
自由記述の分野 |
小児腎臓、新生児医療
|