研究課題
新生仔豚を用いての新生児低酸素性虚血性脳症の研究を行っている.2014年度初頭には豚の流行性下痢症が蔓延し,当該研究期間に仔豚を納品する牧場も例外でなく,8月いっぱいまで実験を行うことができなかった.その間過去のデータ整理を行い,2014年度第50回日本周産期新生児学会で学会発表・報告を行った.発表演題名:新生仔豚仮死モデルにおける脳循環変化パターンの負荷前後の関連9月からは実験系が再稼働し,直前の実験と期間が大きく開いたことから,実験主義の不安定さがでることを考慮し,無治療・無負荷群1例,および負荷・低体温療法群の4例データ採取を行った.実験の開始が大幅に遅れたことを考慮し,次年度には負荷豚の実験を再開,その頭数についても調整が必要である.月2頭,年24頭と単純計算しその中で行える範囲の,HIE追加治療の評価を行う.追加治療の候補としてはアルブミン投与,カテコラミン投与,下肢挙上があるが,それぞれについて,低体温療法を併用し,脳血液量の変化を観察し,5日間の飼育ののちの病理組織学的評価を行う,また,本年度は既存の実験結果を一旦まとめ,海外誌に投稿し,その内容について,海外誌Reviwerと吟味し,現在の実験系の評価を,内外でも行い,その方向性について,他の見地からの評価も得たいと考えている,投稿内容についての整理が終われば,その内容について,2016年度の国際学会にて講演予定である.
3: やや遅れている
生仔豚を用いての新生児低酸素性虚血性脳症の研究を行っている.2014年度初頭には豚の流行性下痢症が蔓延し,当該研究期間に仔豚を納品する牧場も例外でなく,8月いっぱいまで実験を行うことができなかった.
実験の開始が大幅に遅れたことを考慮し,次年度には負荷豚の実験を再開,その頭数についても調整が必要である.月2頭,年24頭と単純計算しその中で行える範囲の,HIE追加治療の評価を行う.追加治療の候補としてはアルブミン投与,カテコラミン投与,下肢挙上があるが,それぞれについて,低体温療法を併用し,脳血液量の変化を観察し,5日間の飼育ののちの病理組織学的評価を行う,また,本年度は既存の実験結果を一旦まとめ,海外誌に投稿し,その内容について,海外誌Reviwerと吟味し,現在の実験系の評価を,内外でも行い,その方向性について,他の見地からの評価も得たいと考えている,投稿内容についての整理が終われば,その内容について,2016年度の国際学会にて講演予定である.
前述の通り,豚流行性下痢症の蔓延により,豚の入荷ができず,本来計画していた実験が行えなかったこと.
平成27年度に,前年分の実験をできるだけ行い,前年度からの繰越し金を使用する.
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)
International Journal of Developmental Neuroscience
巻: 42 ページ: 1-9
http://dx.doi.org/10.1016/j.ijdevneu.2015.02.009