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2014 年度 実績報告書

プロフィラグリンのプロセシングにおけるC末領域の機能解析とガレクチン7の共同作用

研究課題

研究課題/領域番号 26860877
研究機関浜松医科大学

研究代表者

坂部 純一  浜松医科大学, 医学部, 助教 (30631494)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
キーワードプロセシング / 蛋白発現
研究実績の概要

申請者は、プロフィラグリンのC末端領域に着目し、このC末ペプチドがプロフィラグリンのプロセシングに影響を及ぼす重要なドメインであると仮定し研究を行った。さらに、申請者らの以前の研究データからガレクチン7とC末端領域との関わりにも注目した。フィラグリンは、前駆体であるプロフィラグリンが分解されて初めて表皮バリア機能としての役目を果たす。アトピー性皮膚炎では、プロフィラグリンのプロセシングが正常に行われていない可能性が示唆されており、このことが、バリア機能異常に影響を及ぼすと考えられる。従って、本研究は、治療の基盤を創出する上で極めて重要である。
申請者はこれまでに、CMVプロモータ制御下で3種類のフィラグリンC末端領域(野生型、変異型、C末端欠損型)発現ベクターを構築した。これらのベクターをCOS-7細胞へ導入し、mRNAおよび蛋白の発現を確認した。その結果、それぞれのベクター由来のmRNAおよび蛋白の発現を確認することが出来た。また、発現量に差が生じることはなかった。従って、C末端領域が何らかの機能を有する可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Proteome analysis of stratum corneum from atopic dermatitis patients by hybrid quadrupole-orbitrap mass spectrometer.2014

    • 著者名/発表者名
      Sakabe J, Kamiya K, Yamaguchi H, Ikeya S, Suzuki T, Aoshima M, Tatsuno K, Fujiyama T, Suzuki M, Yatagai T, Ito T, Ojima T, Tokura Y.
    • 雑誌名

      J Allergy Clin Immunol.

      巻: 134 ページ: 957-960.e8.

    • DOI

      10.1016/j.jaci.2014.07.054.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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