研究課題
若手研究(B)
アトピー性皮膚炎患者群では,健常人と比較して、角層全層にわたってNMFの有意な低下がみられ、TEWLやpHとの相関も確認された。また、アトピー性皮膚炎治療として、長期間ステロイド外用薬を使用し続けた手指では、非使用群と比して有意にNMFが低下することが確認された。さらに、入浴時の擦過行動によってNMFが低下し、入浴後より早期に保湿剤を塗布することで、より早期にNMFが改善することも判明した。今後も引き続き症例を集積することで難治性皮膚疾患の病態解析につながると考えている。
皮膚アレルギー