アミロイドーシスは、正常あるいは異常タンパク質が「何らかの契機」でその構造をβシートに変え不溶性線維として体内に蓄積し、組織障害を起こす疾患群であるが、未だそのアミロイド線維形成機序は不明であると言って良い。皮膚アミロイドーシスを材料として検討を進め、ケラチン5の1部分がアミロイド線維を形成することを証明した。さらに本研究ではアミロイド線維に共存する細胞外マトリックス分子(ECM-X)を同定しそれをレコンビナント分子として調整し、それとケラチン5由来ペプチド相互作用を契機として線維形成が促進する可能性を証明した。本研究の成果はアミロイド線維形成の抑制方法の開発にもつながると考える。
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