光トポグラフィー(NIRS)を用いた塩酸メチルフェニデート(MPH)の効果の予測においてはMPH 単回内服後のNIRS 信号が内服前よりも高くなる程、継続MPH 内服後(1ヶ月および1年)の治療効果が高いという結果を得た。単回内服でのNIRS 信号により長期的なMPH の効果を予測し、薬物開始における客観的指標となりうる可能性が示唆された。ペアレントトレーニングの効果検証では、こどもの問題行動の指標および親のストレス度、ネガティブな養育行動が改善するという結果を得た。また、ベースラインの社会的容認への感受性が高い児ほど、治療効果があった。
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