研究課題
若手研究(B)
口腔領域の疼痛性障害患者を対象として痛覚閾値(温冷覚閾値)の定量的評価及び精神医学的評価を行った。患者群では冷覚閾値は年齢とともに低下し、女性は男性に比べて冷覚閾値が有意に高いこと、口腔内灼熱症候群患者には特有の人格傾向として慎重になりやすく新しいことに着手しにくい傾向があること、本障害におけるデュロキセチンの疼痛軽減効果と薬物血中濃度との間には明らかな関連がないこと、複数の神経炎症関連物質において患者群と健常者群との差異や治療前後での変化を認めること、などを示すことができた。
精神医学