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2016 年度 実績報告書

ヒト体細胞由来ミクログリア作製法の確立と精神疾患研究への応用

研究課題

研究課題/領域番号 26860933
研究機関九州大学

研究代表者

扇谷 昌宏  九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (60636455)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードミクログリア / iMG
研究実績の概要

本研究課題の研究目的である体細胞からのヒトミクログリア細胞の作製および精神疾患研究への応用に関して、当初の研究計画とは若干異なる点もあるが、ほぼ目的を達成できたと考えられる。
体細胞由来のヒトミクログリア細胞の作製に関しては、末梢血単球を用いたサイトカインによる誘導法を開発し、論文発表ならびに国内および国際特許出願を行った。申請者が開発した本手法は外部の研究者によっても利用され、成果が報告されている。よって、ヒトミクログリア細胞の作製という点においては、十分に目的を達成できたものと考える。
また、精神疾患研究への応用として、双極性障害患者における臨床研究を実施し、論文報告を行った。さらに現在、精神症状も呈する疼痛疾患に関して臨床研究論文を投稿中である。計画書に記載した統合失調症に関しては、現在症例を集めており、実施計画中である。
以上のことから、当初の研究計画とは若干異なる点もあるが、ほぼ目的を達成できたと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Microglial CD206Gene Has Potential as a State Marker of Bipolar Disorder2017

    • 著者名/発表者名
      M. Ohgidani, T.A. Kato, Y. Haraguchi, T. Matsushima, Y. Mizoguchi, T. Murakawa-Hirachi, N. Sagata, A. Monji, S. Kanba
    • 雑誌名

      Frontiers in Immunology

      巻: 7 ページ: 1-6

    • DOI

      10.3389/fimmu.216.00676

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Psychiatric translational research using human blood-induced microglial (iMG) cells2017

    • 著者名/発表者名
      M. Ohgidani, T.A. Kato, S. Kanba
    • 学会等名
      5th AsCNP
    • 発表場所
      インドネシア、バリ
    • 年月日
      2017-04-28 – 2017-04-28
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2018-01-16  

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