研究課題/領域番号 |
26860947
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小高 文聰 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10349582)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 統合失調症 / 顕現性回路 |
研究実績の概要 |
平成26年度は本研究を所属研究機関で行うための研究環境の整備を行った。具体的には研究課題名「抗精神病薬による脳内ドパミンD2/3受容体を介した顕現性回路の制御機構の解明」として東京慈恵会医科大学内の倫理委員会により承認された(# 7832)。また同研究は同大学附属病院内の臨床研究審査委員会により承認された。同時に同研究のUMINへの登録を行った(#000016622)。結果、臨床研究が開始となり現在被検者エントリーを開始している。さらに同大学放射線医学講座と共同で附属病院内設置のMRIで撮像シーケンスの調整を施行中であり、撮像費用などの支払い経路を確立した。平成27年度は健常被験者から撮像を開始し、MRデータ取得が問題なく行えることを確認後、患者のエントリーを開始、データを順次蓄積する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の研究計画では、平成26年度中に健常者の撮像を開始する予定であったが、審査書類の作成等、審査および関係部署の調整等に時間を要したため、結果的に健常者の撮像が平成27年度にずれこんだ。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は早い段階で健常者の撮像を開始し、安定したMRデータ取得を確認後、患者群のエントリーを開始する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年度は研究環境の整備を行った。具体的には研究計画の学内倫理委員会の承認、附属病院の臨床研究審査委員会の承認、関係部署への説明会の開催、放射線医学講座と共同で病院内設置のMRIの撮像シーケンスの調整、データストレージの調整、撮像に関する支払い経路の確立の研究環境整備に時間を要したため、解析機器の購入等が平成27年度にずれこんでいる。
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次年度使用額の使用計画 |
当初の研究計画通り、次年度は解析環境を整えるため、研究費をワークステーションや解析ソフトウェアの購入等に使用する予定である。また、健常者および患者のMR撮像および採血を開始するため関連するMR撮像代金・謝金・採血キットの購入等に使用する予定である。
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