研究課題/領域番号 |
26860947
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小高 文聰 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10349582)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 異常顕現性 |
研究実績の概要 |
平成27年度前半は、健常者からMRスキャンおよび心理実験を開始する予定であったが、統合失調症患者の異常顕現性を測定するSalience Attribution Test(Roiser, 2009)、脳内ドパミンの動態を反映しうるProbabilistic Learning Task(Pessiglione, 2006)のプログラムを含む実験系の確立に予想以上の時間を要した。当初から検討していたソフトウェアでの実験系での確立が困難であり、途中から商用ソフトウェアであるe-primeを用いた実験作成を行い、全体的な系を変更・確立した。被験者への実験報酬の支払い方法の変更を行い、27年10月29日に本学倫理委員会より変更許可がなされた。27年度末からは被験者のエントリーを開始している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
実験報酬の支払いに関する研究計画書の変更、異常顕現性等にかかわる心理実験のプログラミングおよび確立に予想以上に時間を要したため研究計画が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
被験者のエントリーは開始しており、患者および健常者ともに早急にMRスキャンと心理実験を進めることにより、解析段階へ速やかに移行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
心理実験系の確立に予想以上の時間がかかり、被験者のエントリーが遅れている。そのため、被験者のMR撮像等の費用を次年度へ持ち越す必要が生じている。
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次年度使用額の使用計画 |
早急に被験者のエントリーを進め、予定通り被験者のMR撮像等に費用を使用する予定である。
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