本研究は、治療歴のない大うつ病性障害の診断を満たす患者に、抗うつ薬であるエスシタロプラムにエイコサペンタエン酸60%以上のサプリメントの併用群とプラセボ群を比較することにより、12週間後のハミルトンうつ病評価尺度の得点で評価する抑うつ症状がサプリメント併用群の方が7点低くなるか否かを検討することを第一の目的とする。また、サプリメントの併用群が対照群と比較して12週間後の血中脳由来神経栄養因子およびサイトカインの濃度がより改善することを第二の目的とする。これらの目的を遂行するにあたり、より具体的な評価スケールの検討を行い、また共同研究者の決定をし研究プロトコルを作成した。またサプリメントを作成し、実際に研究を実施する施設において症例の登録を開始した。
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