PRADA 1stには81例がエントリーし、49例が解析対象となった。尚、PRADA 2ndについては、PRADA 1stで寛解を得られなかった症例が少なかったことや治療中断などで解析対象となる症例が少なく、統計学的検討が困難であった。PRADA 1stの結果を以下に示す。 (1)HAMD17得点が投与前の50%以上改善した者を反応群と定義したところ、49例のうち37例が反応群の定義を満たし、反応率は75.5%であった。(2)反応群と非反応群で治療8wでのBDNF値に有意な変化は認めなかった。(3)反応群は非反応群に比べて、8wのESC治療でHVA、MHPGが治療前よりも有意に減少していた。
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