セロトニントランスポータは神経伝達物質であるセロトニンの再取り込みを行うため、セロトニンの機能と関連している。セロトニンは脳内モノアミン神経系では生理機能に深く関係している。C-11 DASB PETを用いることで、脳内セロトニントランスポータ機能を定量評価することが可能である。精神疾患がないことを確認し、頭部MRIにて器質的異常がないことを確かめた後、脳内セロトニントランスポータ機能、交感神経機能の評価を行うため、C-11 DASB PET及び心拍変動モニターでの解析を始めた。現在までに9人が検査を完遂、今後、病態と交感神経機能障害、脳内セロトニントランスポータ分布の関係を検討する。
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