RAモデルマウスとSLEモデルマウスと正常コントロールマウスを対象とし、左肺のみに20Gyおよび30Gyの単回照射を行った。皮膚炎は評価スコアで評価した結果、30Gy照射群で疾患モデルマウス2群共にスコアが高く、皮膚炎が遷延した。照射後7、14、28、56、84日目の皮膚組織学的評価は、各群ともに28日目で表皮肥厚が目立ち始め、56日目でコントロール群は表皮肥厚が正常化してきたが、疾患モデルマウス群は共に表皮肥厚が著明で、この反応は84日目でも観察された。肺組織学的評価では、各群ともに間質の肥厚や炎症細胞の浸潤がみられ、疾患モデルマウスでその程度は強かったが血管炎を反映している可能性があった。
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